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2015年7月11日(最終更新日2015年07月11日):

バスケットボール
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男子・聖南、スピードバスケで初挑戦。巻き起こすSEINAN EXPRESS旋風――7月18日から長野県中学総体バスケットボール

平成27年度長野県中学総体バスケットボールは7月18日から2日間、伊那市民体育館などで行われる。男子は中信4位の聖南が初の県総体に挑む。6月下旬に行われた中信大会は松島との2回戦で後半逆転勝ちし、県大会進出のベスト4を確定。準決勝で信明、3位決定戦で女鳥羽に敗れたが、総体初、新人戦に続く県大会進出を決めた。バスケット未経験の選手がほとんどながら、昨秋の中信新人で優勝を果たすなど急速に力をつけている。キャッチフレーズは「SEINAN EXPRESS」。スピーディーなプレーで最低でも2勝、ベスト4を目指す。

 

 

村長からクリスマスプレゼント

 

聖南は昨秋11月の中信新人で初優勝を果たし、昭和40年代の創部以来初めて県大会に出場した。屋代中の女子を率いて北信越経験のある仲弘久監督が赴任し2年目で早くも結果が出た。仲監督は「注目されていなかった。コツコツやってきたことがゲームで出て、相手のマークもきつくなかったので、あれよあれよという間に行った。村の中学校の優勝はここ何十年もないという話。地域の人がすごく喜んでくれた」(同)。すぐに関川芳男筑北村長から新品のユニホームが贈られた。これまでのものは16年ほど受け継がれてきた黒のユニホーム。汗も吸い込まず、ナンバーもとれかかっている状態だったが、それが一新した。ドラゴンズファンの仲監督の好みもあり色は濃いブルーで、パンツのサイドに稲妻を思わせる白とグレーのラインが入ったデザインだ。12月末の県新人に向け、ユニホームは12月25日のクリスマスに贈られた。

 

 

聖南は全校生徒69人。部活は男子バスケ、野球、女子バレー、吹奏楽の4つ。ほとんどの生徒が部活に入っているという。今年の男子新入生は7人だったが、そのうちの3人が男子バスケに入った。聖南はミニバス経験のある選手が2人だけで、ほとんどが中学から始めた。仲監督は「2年前に来て今の高2の代は2カ月しか見られなかったが、結構絞った。『出るからには勝とうよ』と話して、16年ぶりに中信大会に行った」。ドリブルやパス、ディフェンスのフットワークなど基本を大事に取り組んできた。選手が飽きないようにするためドリブルの途中にミニコーンを置いたり、パスでも2人組、3人組をつくってみるなど、手を変え品を変えたメニュー。コートの外では仲監督が練習の予定や、試合のリポートをまとめた『男バス通信』を作成している。着任してから始まったこの通信は、初の県総体を決めた号で通しナンバーは74になる。中信大会前に配布された男バス通信の最後は「君たちはきっとやってくれる。中信№1になるのは聖南男バスだ」と締めてあった。その通りの結果にはならなかったが、選手は奮戦した。

 

最低ベスト4。「何かが起こるかもしれない」――仲監督

 

中信大会を決める東筑摩塩尻大会は決勝で広陵に敗れ2位。「(中信の)組み合わせが厳しくなる結果となってしまった」と仲監督。中信初戦は安曇野市1位の穂高西と対戦した。3Q終了で35-35の同点だったが、最後は12点差に突き放し、まずは1発ブレークした。ベスト4を懸けた2回戦は松本市2位の松島に前半リードを許したが、後半逆転で勝利した。「(松島の)スタートが違うメンバーで、相手のペースに乗ってしまった。このペースではダメと言って、やっと後半は速いペースでやるようになった」。この試合で県大会を決めた後は、準決勝で信明、3位決定戦で女鳥羽に敗れ、2度目の県大会は中信4位で進むことになった。新人戦に続く優勝はできなかったが、競り合いで勝利するなど県につながる収穫もあった。

 

キャッチフレーズは昨年に続き「SEINAN EXPRESS」。特急列車のようにスピード感のあるバスケットを目指していて、これが定着してきた。「聖南の子たちはスポンジのようにいろんなことを吸収する力がある」と校長から言われることもあるという。ミニバス経験がなくても素直に頑張ろうという気持ち、それに加えて走る、投げるの力もあり、期待のできる年だ。真面目で優しい性格は筑北育ちならでは。勝負でこれが出すぎてもいけないため、明るくプレーすることもひとつの課題だが、「中学生としては優しく、本当に素晴らしい」と仲監督は話す。

 

新人戦は予選リーグを勝ち抜き決勝トーナメントに進出したが、初戦で篠ノ井西に1ゴール差で敗れた。今回は県新人の雪辱が一番で、最低でもベスト4を目指している。ガード益永周主将(3年)とセンターフォワード北澤治親選手(3年)は今も練習試合をする池田ミニバスケットボールクラブで経験があり、チームを引っ張る存在だ。益永主将は「ミニバスをやっていたのが2人だけで少ないけど、ここまでやって来ることができたのは先生の指導や頑張ろうという気持ちがあったからだと思います。(未経験でも)不利ではなくて頑張ってくることができたので、いいチームだと思います」。自分たちの実力を小学生に還元することもあれば、松本第一高のような県内高校の強豪から必要とする強さの練習で力をもらうこともある。パスの力があり、リズムに乗ったときのシュートも冴える。「自分たちの目指す速いバスケットでひとつひとつ確実にやりたい。1試合1試合が決勝だと思って、自分のできることを精一杯出し切ることが一番だと思います」と益永主将。北澤選手は当たり負けしない体格でリバウンドも強い。「県ベスト4の目標があるので1、2回戦を勝って行きたいと思います。僕はミドルシュートが入るので、自信を持って打っていきたい。ゴール下は強気で攻めていきたいです」

 

レイアップシュートを決める益永主将

 

北澤選手のジャンプシュート

 

センターフォワードの角涼健選手(3年)は益永選手と北澤選手の影響で入部した。「周くんと治親くんが上手な人たちだったので、一緒にやったらうまくなれそうかなと思った。力強く、もらったボールはすべて点につなげる気持ちでやっていきたいです」。今回の目標を言い換えれば2日目に残るということ。「そうすると何かが起こるかもしれない」(仲監督)と、上位3つの北信越も視野に入ってくる。2度目の県大会、SEINAN EXPRESSが旋風を巻き起こす。

 

インサイドで攻める角選手

 

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