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2017年7月14日(最終更新日2017年07月14日):

バスケットボール
中学

男子・飯田東、意思ひとつにチームワーク。南信3位から目指す北信越――7月15日から長野県中学総体バスケットボール

平成29年度長野県中学総体バスケットボールは7月15日から高山中学校体育館と須坂市市民体育館の両会場で行われる。男子の飯田東は昨年の新人戦に続き、6月の南信総体も3位。新人戦は県ベスト8入りした。総体も県は初出場。こんどはそのひとつ先の県ベスト4を目指す。通常の年は県3位までが北信越に進出し全国中学へさらなる挑戦を続けるが、今年は北信越の長野県開催のため枠が4校。準々決勝を突破できればそこで北信越が決まる。 (組み合わせ)

 

 

 

組織的ディフェンスに注力。オフェンスリバウンドから次なるシュートチャンスへ

 

飯田東は昨年の新人戦で初めて県大会に進出し、予選リーグを突破した。決勝トーナメントは1回戦で北信3位の川中島に勝利。準々決勝で北信4位の高山と当たって敗れたが、このときは大接戦だった。ガードの畑中大空主将(3年)は「高山に負けてしまってすごく悔しい思いをして、次(の総体で)負けたら引退と3年生で再確認して、3年生がまとまってくれました。切磋琢磨してチームはまとまってきたと思います」と話す。取り組むべき課題もはっきりしてきた。「リバウンドの基礎、ディフェンスのポジションを見直して全員で確認しました」。目標を北信越に置いて気持ちをひとつにして取り組んできた。下伊那大会はフォワード近藤飛空選手(3年)がけがで欠場していたが、その穴を埋めて優勝。南信は回復途上の近藤選手がフルに活躍できない中、6人目の赤津亮介選手(3年)が出場機会を得て活躍するなど、地区3位ながらチーム力は上がってきた。連休の4月と6月には岐阜県内のカップ戦に出場して飯田東が優勝した。

 

異動があってチームを育ててきた松田智津子前監督から水野真澄監督に交代。「うまい子が多く、明るく楽しくバスケをやっている感じでした。4月の段階では個の力が高まっている印象でした」と、見はじめたときの状況を話す。オフェンスとディフェンスの1対1に強い子が集まっていて、組織的なディフェンスを高めている感じでした」。週2回は部活で、3回は保護者などがコーチを務める地域の社会体育として、下校のあと夕方集まり直して練習する体制だ。「バスケが本当に大好きな子たちで真摯(しんし)に取り組んでいる」と水野監督。3年生は生徒会で委員長、副委員長を務めている選手もいる。「先輩たちが引退したとき、南信の1位のチームとかを見てあのくらい強くなりたいと思いました」と畑中主将。「自分たちがそういう目標を掲げてしまった以上、男バスは学校でもちゃんと発言して、当たり前のことを当たり前にできるようにしたいと思いました。前の顧問の先生がそういうことを大事にしてきて、(守れない人が)一人でもいるとチームの雰囲気が悪くなるのでチームで共通の認識にできるようにしました」。ここに飯田東のチームワークの神髄がある。話し合いは活発。「負けてしまったときは何が悪かったのか反省して、試合前にはここをしっかりやろうと話し合って試合に臨んでいます。みんなで励まし合って3年生が全員残って最後の大会に臨めるのが何よりもうれしいことです」(同)

 

新人戦で速攻に走る畑中選手(左)

 

水野監督は学校生活に一生懸命取り組むことがバスケでの頑張りにつながっているという。「新人戦は個の能力でどうにかなってしまうが、(その後の半年間で)チーム力はかなり上がってきているんじゃなか」と、組織的なプレーの面でも質が高まったと指摘。「オフェンスの合わせ、ディフェンスのヘルプで意識が高まってきたと思います」。もとからある個人の力に組織力をプラスして県大会に臨む。

 

得点源となるのがスモールフォワードの近藤選手とパワーフォワードの土屋天選手(3年)だ。近藤選手は左足のけがの間に少し筋力が落ちてしまったというが、「もともと体力はあるので大丈夫です」。走れない間は太腿の筋肉を落とさないように、あおむけになって筋力トレーニングを行っていた。「自分がチームで一番点を取るという気持ち。チームを勝たせる気持ちでいきます。(相手も)3年生で引退しちゃうのでたぶん気合を入れてくると思う。気持ちで負けないようにしたい。相手より走り、あとはディフェンスです」。土屋選手は「勢いに乗るには速い攻めとディフェンスと声だと思う」。コートの声、ベンチの声、ギャラリーから掛けてくれる保護者などからの声がある。「ギャラリーの声が頼りになるので、チームとギャラリーが一丸となって臨んで北信越大会に行きたいと思います。ボクたちの保護者はいろんな応援をつくってくれます。上の大会に行けば行くほど力が出ます」と言い、体調を押して応援に駆けつけてくれた保護者もいて新人戦では力が出せたと振り返る。そういう保護者たちの期待を先取りするように「ボクは絶対日本のトッププレーヤーになります」と誓いを立てている。

 

新人戦の近藤選手(右)

 

新人戦でドライブがさえた土屋選手

 

センターで活躍する2年生の稲垣朝陽選手は県選抜メンバーだ。「そこまでうまいわけではないので、一番は声を出して、1人に頼りすぎずにみんなでバスケをするのが自分のやりたいバスケです。(リバウンドを)捕りに行くよりは、まずはスクリーンアウトして、相手を跳ばさないことを第一にしたい」と話す。オフェンスリバウンドの頑張りでチャンスをつなげることを目指していく。パワーフォワード仲藤壮哉選手(3年)は「自分はリバウンド。チームの団結です」とインサイドを頑張る。6番目のメンバーに成長した赤津選手は「新人戦のとき県まで行ったんですけどベスト4を懸けた高山戦で逆転負けしてしまったので、そんなことがないように5人を支えるように頑張りたいと思います」。センター塚田剛士選手(3年)は「南信大会で全力を出し切れなかった面もあるので、県大会では全力を出しいて悔いが残らないように、北信越に行けるように頑張りたいです。

 

新人戦でゴールを狙う稲垣選手(左)

 

3年生は多くがミニバスケットボールの出身だが中学から始めた選手もいる。その一人が5番で部長の佐々木舜也選手(3年)。コートで活躍したい気持ちは前に出さず、「ベンチのサポートをしっかりやりたいです」と、支える役割を強調する。「ボクはバスケを全然知らなくて、ほかの人が経験者だったので分からないところを優しく教えてくれて今ここまでできている。そこがうれしいところです。県大会は負けるとそこで引退になってしまうので、少しでもチームの仲間とバスケをしたい。コートの選手がベンチに戻ってきたとき少しでも休憩できるように、ベンチのサポートをしっかりやりたい」。コートの外でチームワークの要となることに徹していく。

 

結束力のギャラリー応援。びっくりされる小さなチーム

 

ギャラリーの応援は熱く、新人戦でも会場が盛り上がっていた。飯田東は「アイ・アイ・ディー・エー(IIDA)ワーッ」などの形で声援を送る。応援の中心となっている土屋選手の母・美紀さんは「小さなチームで(3年生が)1年生のときからやってきて、内容よりも声の大きさで勝負しています。子どもたちに声が届くように。子どもたちの姿を見ていると応援も気合が入ります」と話す。保護者で月に一度はミーティングを行うなど強い結束を誇る。「親が仲良いと子どもたちもテンションが上がります。東中は小さなチームですが、みんなにびっくりされながらやってきました。仲間が大好きなのか、バスケが大好きなのか、本当にバスケットボールが大好きだと思います」。土屋選手がこれだけは言い忘れるまいと語っていた保護者の力。下伊那を勝ち上がっても上伊那の大きな壁があり南信でベスト4になれるまでの道のりは険しかったが、ここまでの力をつけて北信越、さらにその先をギャラリーとフロアが一体となって目指す。

 

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