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2013年12月16日(最終更新日2013年12月16日):

バスケットボール
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全日本クラブ選手権、女子・NKOと男子・ANTELOPESで決定――長野県クラブバスケットボール選手権大会12月15日

長野県クラブバスケットボール選手権大会は最終日の12月15日、伊那市のサンビレッジ体育館で準決勝、決勝が行われた。女子は1Qから積極的に攻めて得点を重ねたNKOがフカガワを90-65で下し5連覇を達成した。接戦の男子は4連覇を狙うANTELOPESがSKY ARTSに79-71で競り勝った。この2チームが3月に愛知県で行われる全日本クラブ選手権大会の出場権を獲得した。 (参照リザルト)

 

NKO、オフェンス「1人1人の“攻め気”あった」――深沢主将

 

 

NKOはゲーム開始から積極的だった。多彩なオフェンスでフカガワゴールに襲い掛かり、野溝千佳選手、深沢未来主将の両センターがジャンプシュートを次々と決めた。連係のとれたパス回しで相手ディフェンスを翻弄し、最初の10分で24-12と差をつけた。2Qは立ち上がりこそ反撃態勢のフカガワにミドルシュートなどでペースを握られてディフェンスに回る時間も多くなったが、1人1人がカバーし合い、一気に追いつかれるような失点は食い止めた。攻撃の勢いが戻ったのは5分過ぎ。コミニュケーションをとってオフェンスのフォーメーションを確認し、野溝選手が体勢を崩しながらも強引にゴールへねじ込んでいった。

 

ドリブルで切れ込んでいく深沢主将

 

マークを巧みに外す野溝選手

 

49-26で迎えた後半は徐々に体力が落ち始め、4Q残り7分では12点差まで詰め寄られた。一瞬、流れを持って行かれ兼ねない展開になったが、ここで救世主となったのがフォワード宇羽野美希選手。ドリブルから中に切れ込んでシュートを決め、外からは立て続けに3P。流れを奪い返すと一気に突き離し、タイムアップは90-65に開いていた。

 

深沢主将は「ディフェンスがよかった。誰か抜かれてもローテーションでカバーし合えていました。オフェンスもガードがしっかり周りを見て、1人1人の攻め気があった。1本目で決められていたのでよかったです」。攻守ともに満足いく試合展開。個人でも24得点の大活躍だった。野溝選手は20得点。「出だしから集中して入れたので、いい流れで試合を持って行けた。前半はジャンプシュートがわりと入ったのでよかったと思います」。3Pで得点を重ねた宇羽野選手は「自分の取りえとしては、中にドライブして行くよりも外で打つ方が自信がある。みなさんが(3Pに)合わせるように動いてくれたので、その期待に応えたかった」。大学時代にはインカレや全日本総合・オールジャパンにも出場した新加入選手がその力を発揮した。

 

チームは2001年に当時の長野経済短大OGで発足された。現在は22~30歳の選手が所属している。練習は週末に3時間半程度。選手は北信から南信まで幅広く、土曜日に仕事がある選手もいるため必ず全員が集まれるわけではない。各自でトレーニングを重ね日々準備をしている。このチームの良さについて深沢主将は「上の先輩のモチベーションが高く、しっかりしている。それを基盤に自分たちもついて行ってます」。チーム9年目のベテラン野溝選手は「人数が少なくなってきたというのもあるけど、まとまってきたと思う。下の子たちが頑張ってくれているので、いいチームになって行くと思います」。チームの雰囲気はとてもよい。

 

今回の全日本クラブ選手権は第40回の記念大会にあたり、各都道府県の優勝チームがブロック予選を経ることなく全国の出場権を得た。NKOは2年連続の出場となるが、前回は1回戦敗退だった。新人・宇羽野選手は「クラブ大会は初めて。(勝ち上がって)長く残れればいいなと思います。もっとシュートの精度を上げて、体力がないので走り込みもしていきたいです」。深沢主将は「3Qの出だしが悪いのでそこを直していかなければいけない。前回はオフェンスもディフェンスも機能しなくてうちのやりたいことができなかったので、今回はそれを出せるようにしたい。初戦から1戦1戦しっかり戦っていきたいです」。今回出た課題を残り3カ月で修正し、初戦に挑む。

 

 

最年長片山選手、調整万全の頑強インサイド――ANTELOPES

 

 

前半を3ゴール差で終えたANTELOPESは、後半開始から突き放しに掛かりたかったが、逆転勝利へエンジンが加速したSKY ARTSに押される展開となった。甘くなったディフェンスの隙を突かれ、ゴール下のシュートや3Pを立て続けに決められる。開始3分半にはついに1点差。押せ押せで盛り上がるSKY ARTSベンチ。この時間帯は受けに回って耐えていた。しかしここで見せたのがANTELOPESの最年長、パワーフォワード片山雄司選手(35)。ポジションを取ってゴール下で構えると、パスを受けて冷静にゴールに決める。ミドルも確実に落として逆転はさせなかった。3Qを終えて56-51。4Qもしぶとく攻めてくるSKY ARTS相手に最終盤まで安全圏には逃げ込めなかったが、最後までルーズボールに果敢に飛び込み79-71で勝ちを守り抜いた。

 

ゲーム終盤3Pを放つ片山選手(奥)

 

監督兼任の原田将史主将は「相手も練習してきただけあって手ごわかった。こちらの集中力がなくなった時間に付け入られた」。若い選手が増えてきたチーム事情なりのメンタル面の課題をまず挙げたが、本来の持ち味、強みがそれを上回った。「出ている選手がまんべんなく活躍してくれた。(普段)チーム練習ができない中でも1試合1試合、確かめ合い、決勝でかみ合っていけた」。今大会はエースのフォワード池田晋一選手がケガで欠場。「1人いなくてもみんなで補い合えるのが(チームの)真骨頂。これまでもそういうことはあったけど乗り越えられている」。出場している選手1人1人が最大限のパフォーマンスをする、それができるのがANTELOPESの強みだ。

 

全員が活躍した。それでもこの日の最年長の活躍には目を見張るものがある。チームメートも片山選手がシュートを決めるたび笑顔だった。片山選手は「トシなので1人で突破する力はない。若手がシュートを打てるように(形を)作ってくれるので、少ないチャンスで決められた。ディフェンスも1対1で勝負したら負けるけど、5人でやったら勝てる。チームディフェンスにはこだわっているので、頑張って抑えられてよかったです」。最後まで踏ん張り、まさに振り切るかの勝利となった。

 

これで全日本クラブは3年連続。前回は1回戦で敗れた。片山選手は「どういう組み合わせになるか分からないですが、県でも全国でもやることは一緒。若い人が運んできたボールを決めたいです」。ベスト16を目指す。

 

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