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2013年12月9日(最終更新日2013年12月09日):
菊池姉妹三女、悠希選手(立教大)も世界で勝負――12月18日から、ショートトラック冬季ユニバーシアード
12月11日、イタリア・トレンティーノで開幕する第26回ユニバーシアード冬季競技大会に、ショートトラックスピードスケートの菊池悠希選手(立教大4年、小諸商高出)が出場する。種目は後半18日の開始で、日本は13日に出発する。菊池選手はスケート五姉妹の三女。ナショナルチームで活躍する姉妹のはざまで、世界的な大会に出場するのは自身初。同時期に大阪で行われるソチ五輪代表選考会参加を見送って、今季はユニバーシアードに懸ける選択をした。「日本代表として恥じない気持ちで試合をしてきたい」と決勝進出を目指す。
「超遅咲きですけど、咲いてくれたら…」
菊池選手は、現在の自分のポジションについては冷徹な見方をしている。10月のユニバーシアードの選考会は「オリンピックを目指す大学生がいない状態での選考会。3人辞退しているので、エキサイティングな試合でなく、もやもやした気持ちがあった」と話す。選ばれて手放しに喜べる状態ではなかった。「冷静に考えて、今の自分の実力でオリンピックを目指せると思わず、ユニバーシアードを選んだ」という選択だが、選ばれてイタリアに行くチャンスはもちろん前向きに捉えている。「世界に行くことが自分には良い刺激になり、(W杯など)世界の舞台に立ちたいというモチベーションになると思います」。韓国選手と対戦できるのも、大きな楽しみ。「(五輪選考会で)日本に残っている人たちに、一軍じゃないからしょうがないよ、と言われないように頑張ってきたい。そのあとにつなげられるように、しっかり試合をしてきたいと思います」
今季は五姉妹の次女で姉・彩花選手(富士急)がアウトの1500メートル国内最高マークでソチ五輪へ脚光を浴び、四女の妹・萌水選手(早稲田大)と五女・純礼選手(小海高)はショートでW杯へ。比べられるのには慣れている。「ライバルではあると思う。先にワールドカップに行かれて悔しい気持ちもあるにはありますけど、きょうだいというより同じスケーターとして悔しいですね。でも近くで見ているので、今は越せない相手ではない。妹に先を越されたとか、そんなには気にしていないです」と話す。遅咲きとされる彩花選手よりも遅咲きかもしれず、開花の季節は先のようだ。「自分ではまだできることがあると思ってやっているので、超遅咲きですけど咲いてくれたらいいな、と思います」
人生でも、ゴールへまっしぐらの雰囲気ではない。昨年は夏場の5カ月間、米ソルトレークシティへスケート留学。現地のコーチの自宅に滞在し、地元のチームに入って練習した。「いろんなことがありました。みんなすごく親切にしてくれて、アメリカの国がチームワークを大事にします。仲間っていいなと思いました。誠実に頑張っていれば声を掛けてくれて、今でも連絡をとっています」。アメリカでは疲れていてもスケートがしたいと思えるほど、楽しく感じられたという。
刺激を受けて帰国して、「調子もすごく良かった」という昨シーズンだが、12月に競技中の転倒で右足を骨折。今年のナショナルチーム選考には間に合わず、リハビリからトレーニングの遅れを取り戻そうと焦りがあった7月には右脚に肉離れを起こした。そうして迎えた今シーズンだが、ユニバーシアードに選考されて「集まって監督から話を聞く機会があり、自分たちは負けてここにいるんじゃないというのを見せつけろ、と言われた時、日本代表として恥じない気持ちで試合をしてきたい気持ちになった」
イタリアでは、「順位を狙うと硬くなり緊張してしまう。まず楽しむ気持ちを忘れたくない。メダルまで届くかどうかわからないけれど、決勝には残りたいと思います。決勝に行けば、メダルが欲しいと思う。自分が楽しい気持ちになるために勝ちたいし、決勝に行きたいという気持ちになります」。そうやって、ほどほどに追い込みながら自分の力を出していくつもりだ。
滑りについては「どちらかというと滑らすスケートで、あまりパワー系ではない」という。距離が長くなるほど得意だが、加速して一気に抜くような爆発力をつけていく必要も感じている。「自分にいま一番足りないのはスピードをつけること。ずっと継続して練習しないと難しいことで、夏のうちにダッシュやウエートトレーニングをすることが大事だけれど、今年の夏は思うような練習ができなかった。でも自分は自分で精一杯頑張りたい。けがを言い訳にするのも好きじゃない。結果が出なければ自分の力不足」。現状は十分ではないが、手持ちの材料で勝負する。
マイペース型ライフ
菊池選手は3歳でスケートを履き、競技は南相木小の低学年から。ショートトラックは小海中1年から本格的に始めた。「スピードスケートのためにショートトラックを始めて、いきなりすごく伸びて、2年でジュニア強化選手に入って、ショートがすごく楽しくなり、メーンがショートトラックになった」という。スケート部がある高校に行く必要もなくなり、大学の前に資格が取りたいと考え、小諸商に進んだ。日商簿記検定2級の資格がある。練習は小諸から帝産アイススケートトレーニングセンターのある野辺山まで約2時間。「電車の中ではほとんど寝ていました」と話す。スピードスケートで全国中学、インターハイに出場したが、「小商では普通の高校生活が送れていました」。現在は東京では氷上練習を週2、3回行い、それ以外の日は陸上トレーニングに費やす。地元で過ごす期間は、ほとんど毎日滑っている。
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