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2014年7月21日(最終更新日2014年07月21日):

サッカー
サッカーの全記事 第3種(中学生年代)

辰野初優勝。FW瀬戸匠海選手決勝ゴール1-0。高陵も北信越へ――長野県中学総体サッカー7月20日

平成26年度長野県中学総体サッカーは7月20日、松本平広域公園総合球技場アルウィンなどで準決勝、決勝が行われた。準決勝は高陵(南信3位)が三郷(中信4位)に3-2、辰野(南信1位)が穂高東(中信3位)に7-2で勝ち、それぞれ北信越進出を決めた。決勝は辰野が後半3分、FW瀬戸匠海選手(3年)が先制ゴールを挙げ、これが決勝点となり1-0で初優勝を果たした。 (リザルト)

 

 

 

 

DF赤羽選手、瀬戸選手の動き出しにロングパス

 

決勝は辰野の攻勢を高陵がよくしのぎ、前半は0-0。迎えた後半、立ち上がりから辰野がさらに攻勢。1分、相手CKからのカウンターで一気にゴール前へボールを運び、MF一ノ瀬優生選手(3年)がシュート。これは高陵GK湯澤佑太選手(3年)がパンチングで逃れた。

 

その2分後、ビッグチャンスはまた辰野だった。DF赤羽和真選手(3年)が自陣でボールを奪い、相手ディフェンスの裏をめがけてロングパス。このパスに動き出していたFW瀬戸匠海選手(3年)がディフェンスとの競り合いをドリブルで振り切り、右足で放ったシュートが高陵ゴールを割った。1-0。後半3分、辰野が先制した。ゴールを決めた瀬戸選手はベンチに向かってダッシュ。芝生の上の両膝スライディングとガッツポーズで喜びを表現した。

 

後半3分、辰野は瀬戸選手がロングパスに抜け出し、先制ゴール

 

 

先制ゴールを決めた瀬戸選手はベンチへダッシュ

 

 

「(赤羽)和真から、いい感じで来た。あれは上伊那大会から自分たちの形。いい感じで点がとれてよかったです」と瀬戸選手。ポゼッションを基本としながらも、カウンター一発で相手の裏を狙える辰野の持ち味を発揮した。赤羽選手は「瀬戸君がしっかり呼んでくれて、スペースもあったので、そこに出せば何とかなるな、と思いました。(ボールを奪って)相手もプレスに来ていないのでチャンスかなと思いました」

 

前半から何度かチャンスはあったが、辰野は決めきれずにいた。「前半で勝負を決めるつもりだったんですけど、逆にバック陣に助けられた。申し訳なくて、後半は最初からガンガン行きました」と瀬戸選手。0-0のハーフタイムは、「逆に、1点取りにいくぞ、とみんな活気づいていた」(同)。先制ゴールの場面は、赤羽選手のロングパスへの1タッチ目がうまくいったという。自信のスピードに乗れて、相手DFを振り切ることができた。「前半、決定機を何度か外したので、何とか入れようと思った。安心しました」と得点シーンを振り返って笑顔だった。

 

この1点で辰野は守りに入ることなく、攻め続けた。クロスに一ノ瀬選手が頭で飛び込み、FW野田龍志選手(3年)の右からのクロスがゴール前を襲う。ストライカー瀬戸選手も体を投げ出してボールを奪うなど、献身的に守備をした。後半の半ば過ぎから高陵の時間帯となり、連続のCKと波状攻撃を懸命に防いだ。GKが飛び出したところでシュートを打たれた絶体絶命のピンチではセンターバック小澤恒輝主将(3年)がブロックして逃れた。「給水タイムから結構攻められてきつかったんですけど、試合前の円陣でディフェンスの確認をして、あせらずチャレンジャーのカバーをすれば対処できる」と小澤主将。相手の流れになっても冷静だった。「この3年間、先輩たちのできなかったことへの思いがあったんですけど、自分たちはこのためにやってきたので、自信しかなかった。最後は気持ちでした。今まで監督やコーチから(教わった)いろいろな練習で点を取れる形をやってきたので、前半取れなくても必ずチャンスはあると思った」と後半を信じていた。バック陣に助けられて申し訳ない、と言う瀬戸選手の気持ちをディフェンス陣はしっかり受け止めた。「絶対FW陣が1点取るから頼むぞと言われて、それを実行してくれて、おれたちも頑張らなければと思った」と小澤主将。

 

初優勝を飾った辰野イレブン

 

 

辰野で4年目の長坂和紀監督は、上伊那、南信、そして県優勝と続いた戦績を振り返って、「私も上伊那の出。上伊那、南信を代表して県大会で優勝できたのはうれしいし、子どもたちにも自信になる」と話した。辰野に赴任した年は上伊那大会で敗退し、一昨年と昨年は南信で高陵に敗れたという。「何とか高陵に勝ちたかった」という一念が14年ぶりの県大会の決勝の舞台で高陵との決戦に勝つ、という形になった。「高陵さんは守備が良く、GKも良いので、そう簡単に点は取れないと思っていた」と同監督。しかし後半は必ずいける確信があった。

 

次は全国中学を懸けて北信越を戦う。「まだ課題はあるので、北信越までにひとつでも克服して、無失点で行きたい。1点の重みを大事にしていきたい」と小澤主将。県大会では「試合をやっていく中で、だんだんうまくなった」と手応えが感じられた。この先、相手はさらに強くなる。「どうしたら対処できるか」(同)。それを考え、実行しながら大会に備えていく。

 

前半0-0は評価――高陵

 

敗れた高陵も、次のステージがある。「北信越は今までやってきたことを確認してチャレンジしていきたい。1つ1つのプレーの精度を高め、より正確にやっていきたい」と菅沼宣彦監督。決勝の前半に関しては「特に相手の11番(瀬戸選手)と中盤の7番(一ノ瀬選手)をどこまで抑えられるかで、何とか0-0」と評価。「後半もう少し勇気を持って攻めようというところ、サイドからゴールに勇気を持って向かうのがもうひとつ足りなかった」と振り返った。湯澤佑太主将は「前半0点に抑えられたのは良かったが、それで受けに回ってしまった。(準決勝で)北信越が決まって受け身になってしまった。それがなければ後半押し込んだ場面で決められたと思う」と、気持ちの面でまだ課題があったと感じている。「シュートの精度を上げて、つなぐサッカーを確認して北信越に臨んでいきたい。まずは気持ち。最後のゴールへのどん欲さを高めて、最高のモチベーションで臨んでいきたい」。技術も気持ちももう一度磨き上げ、全国へのスタートラインに並び直す。

 

 

閉会式後、笑顔が戻った高陵イレブン

 

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