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2013年8月25日(最終更新日2013年08月25日):

駅伝

全国高校駅伝2度目の8位入賞目指す長野東、夏合宿終了

昨年で全国高校駅伝6年連続出場、今年2年ぶりの入賞を目指す女子・長野東が8月24日、高峰高原で1週間の夏合宿を終えた。初旬のインターハイののち2週間は富士見町で合宿。都合3週間、高地での走り込みを行った。2学期が始まり、トラックの秋シーズン、その後の駅伝シーズンに向かって行く。

 

 

標高2000メートル高峰高原で3年目

 

長野東は富士見町の標高約1200メートルから、8月19日に約2000メートルの高峰高原へ高度を上げた。標高400メートルに欠ける長野市からいきなり2000メートルに上がって満足に走れるものでもなく、富士見町の約2週間は高度順応の期間と考えることもできる。このトータル3週間、酸素摂取能力で一定の効果が挙がったはずと容易に想像できるが、玉城良二監督はこの点について「スポーツ医学的に検査を行っているわけではないので、わからない」としている。

 

主たる狙いはインターハイなどしゃく熱の環境下で体を酷使した夏のピークシーズンの疲れをとること。それも単なる休養ではなく、走り込み、追い込みながら疲れを抜く、二重の効果を狙ったものだ。とくに高峰高原に上がってからは地上の激しい残暑をよそに気温20度前後の生活環境で夜もぐっすり眠れ、トレーニングの疲れは温泉で癒した。26日から2学期も始まり、平地に下って秋の戦いに備える。

 

高峰高原合宿は、長野東が都大路で初入賞した一昨年から行っている。玉城監督が長野市の周辺をあちこち踏査し、この場所ならと気に入って選定した。富士見や菅平のようなトレーニングのメッカとは言いがたく、辺りで走っているチームも見当たらない。トラックがあるわけでもなく、クロスカントリーコースもあまり整備されていない。メニューはロードのアップヒル走が主体。県大会の大町や都大路の上りを想定し、これにもっと負荷を掛け、主に1キロ、2キロを上り続けるトレーニングだった。高校、大学の数あるチームの中で刺激し合う環境の合宿を行う一方で、2学期の日常に戻る直前は、周囲に惑わされず自分たちのペースで練習し、自分自身を見つめる時間も必要、とする考え方だ。

 

 

上りのロードを駆け上がる長野東メンバー

 

今年はインターハイの3000メートル、1500メートルで4選手のべ5人、これに5000メートル競歩7位入賞を加えれば、計5選手がインターハイ出場を果たし、トラックでは「豊作」といえる夏だった。しかし玉城監督は「単なる3000メートルのスピードではなく、いろいろな経験値を含めて考えると、力不足ではないがまだ不安」と話す。インターハイメンバーで3年生は1人。部員は1、2年生が多い。若さで爆発、の期待が持てないわけではないが、そこは未知数。計算され尽くした強さという点では、まだこれからだ。都大路は今年、女子の記念大会でブロック代表11校が増えるため、入賞ラインが上がることは必至。昨年の県高校最高1時間9分11秒を上回り、1時間8分台突入は最低でも必要になってくる。

 

長距離・競歩ブロックで15人の陣容は、玉城監督が長野東を率いて以来最高。しかも全体的に「わりと順調に来ているので期待感はある。(どこまで伸びるか)これからは、まだわからない。そこが若さの楽しみであり、どのくらい走れるようになっているのかな、という楽しみがある」と話す。記録狙いは秋。「9月から10月にかけて、うまく疲労が抜けていけば、一番記録が出る。上位5人平均(3000メートル)9分30秒には持っていきたい。その中で5000メートル15分台クラスが2枚いれば、普通の8位入賞の戦力になる」と構想する。

 

一昨年は8位入賞、昨年は10位で県高校最高更新。「どちらも甲乙つけがたい」と玉城監督。「良いか悪いかでなく、ある力をきちっと出せるチームであってほしい。その時の個々の力、チームの力が出し切れれば、人生の中のチャレンジとして成果。順位という尺度だけでは見ていない。常に入賞を争えるレベルにありたいと思うし、その中で入賞できる時があればいい」。今年がその年に当たるかは、まだわからないが、その年その年が勝負の選手にとって目標の入賞を達成することは、選択した道、努力したことの雄弁な証となる。

 

主将とインターハイ出場選手は、合宿で次のように話した。

 

川上綾香主将(2年)

すごく速い人が何人もいるわけではないので、チーム全員で戦っていくつもりで基本から丁寧にやっていきたいと思います。すごく仲が良く、コミュニケーションや会話が多く雰囲気が明るい。そういうところはすごくいいと思います。これからメンバーが選ばれるところでピリピリしてくると思うけれども、そういう中でもホウ・レン・ソウは徹底し、コミュニケーションをとり、切磋琢磨してチームとして向上していけるようになりたい

 

小口雪音選手(2年)

今のままでは8位入賞のチームには全然届いていないので、合宿をきっかけに生活を見直して、生活と練習を線と線でつないでいます。インターハイの1500メートルは、競りたい気持ちはあったけれど、自分の中で限界をつくってしまい、競るレースができなかった。3000メートルは積極的に食らいついて先頭に行けたけれど、まだ自分に気持ちの余裕がなく離れてしまった。3000メートルは9分20秒ぐらい出さないと全国で戦えないので、それを目標にしています

 

玉城かんな選手(2年)

去年は体調不良で夏は走り込めていなかったけれども、今年は継続して走り込めています。あとは気持ちで成長できるようにしていきたい。みんなに認めてもらって主要区間を任せてもらえるように頑張っていきたいです。今年は記念大会で厳しい戦いになると思うけれど、8位に入賞するための生活に取り組んでいるので、まだまだ甘い部分をチームで見直して8位でゴールできるようにしたい

 

溝口友己歩選手(1年)

(インターハイ5000メートル競歩7位入賞)決勝は強い選手が多かったけれども、自分の中では今までで一番粘れたレースでした。駅伝で走るにはまだまだ周りの選手にはついていけていないけれど、チームの中で戦いたい。チーム目標の都大路8位を頭に入れながらしっかりやっていきたい

 

塩崎葵選手(1年)

長野はすごく自然がたくさんあっていいなと思います。高峰高原は標高が高く、気温も低く、涼しい中で練習できて良い場所だなと思いました。静かな環境なのでリラックスして、練習の時は集中できます。(インターハイ1500メートルは)全国大会が初めてなので、気持ちの面でやはり一歩引いてしまいました。インターハイで課題が出たので、選んでいただいた国体で自分の力を発揮して8位に入賞し、それを都大路につなげていきたいと思います

 

北林由里選手(3年)

インターハイは苦しくなったところで粘れず、途中であきらめた走りになり結果が出せなかった。普段の練習から苦しいところであきらめている証拠。その課題が出ました。北信越は(出場の)5人全員で全国に行こうと話していて、絶対負けるわけにはいかないと、ラストを強い気持ちで走れたことがインターハイにつながったと思います。走れている時の初心を思い出すのは大事だと思います。都大路では主要区間を走りたい思いがあって、その区間の上位でチームの入賞につながるような走りのイメージをつくっています

 

 

高峰高原・車坂峠で

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