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2014年5月18日(最終更新日2014年05月18日):

バスケットボール
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女子・FID長野、2年ぶり全国決める――全国障害者スポーツ大会バスケットボール北信越・東海ブロック予選5月18日

第14回全国障害者スポーツ大会北信越・東海ブロック予選会バスケットボール競技は5月18日、松本平広域公園体育館で準決勝、決勝が行われた。男女優勝チームが11月からの全国大会(長崎県)出場を決めた。女子決勝はFID長野が岐阜県選抜に60-32で快勝し、2年ぶりの全国を決めた。2年連続を狙う男子・長野県選抜は決勝で愛知と対戦したが、49-99で完敗した。 (リザルト)

 

FID日本代表、畑口主将ドライブ全開。積極ゾーンから速攻――女子・FID長野

 

 

北信越・東海ブロック予選参加2チームの女子は、初戦が決勝となった。2年ぶりの全国を目指すFID長野は、1Qから積極的なゾーンディフェンスで岐阜県選抜の攻撃を封じ、速攻へつなげた。開始3分、FID日本代表のフォワード畑口和主将が3ポイントを決めると攻撃が加速した。畑口主将がドライブで仕掛けゴールへ迫ると、相手ディフェンスはたまらずファウル。これでもらったフリースローを2本きっちり決めて6-4とした。ゴール下ではセンター松尾美智子選手が面を取って構え、畑口主将からパスを受けてシュート。これが決まって10-6。中盤まで点差は大きくつかなかったが、1人、2人で囲んでいく必死のディフェンスから速攻へとつなげ、1Q終了時には10点差に広がっていた。

 

1Q終盤、ドライブから16点目を決める畑口主将

 

16-6で始まった2Q。松尾選手がリバウンドに飛びつき、シュートを決めると、畑口主将も1Q同様にドライブでゴール下に切り込んだ。ディフェンスの間をするりと抜いていく個人技に、相手もファウルで止めるしかなかった。その後、畑口主将からパスを受けたガード下平愛美選手がジャンプシュートを決め20点。下平選手は仲間とハイタッチをしてよろこんだ。1Qからリバウンドに飛び込んでいたセンター小松春香選手がゴール下で落ちてきたボールをしっかりキャッチし、シュート。小松選手の初ゴールが決まり27点目が入った。守備では1Qに比べ打たれたシュートは多かったが、ゾーンでしっかりと守り、この10分間の失点を3に抑えた。31-9の大差をつけ、後半へ入った。

 

3Qも畑口主将、小松選手、下平選手らのシュートで加速。18点を追加した。小松選手は41点目となるゴール正面のジャンプシュートを決めると、親指を立ててGOODのポーズ。49-17で迎えた4Qも畑口主将がディフェンスの間を抜いてシュートを決めるなど、攻撃の手を緩めない。最後は畑口主将がブザービーターを決めた。

 

60-32で優勝。畑口主将のブザービーターに盛り上がった選手たちは、試合後、メンバー全員でハイタッチをかわした。久保聡史監督は「いつもより丁寧なプレーをみんなが心掛けてくれて、外から打っている子も中へ入って行って打つのが増えた。ディフェンスを頑張って速攻しようと足を動かしてくれた」。4、5人しか集まれなかったチーム練習も、今年度に入ってからは10人全員が集まって、この日に備えてきた。チーム伝統の1-3-1のゾーンディフェンスも効いていた。久保監督も「だいぶ上手になってきた」と手応えを得ていた。

 

フロントコートにためらうことなく切り込んで行った畑口主将は、「チームが良い雰囲気でできてよかった。(集まれない時期もあったが)やっとチームらしくなったかなと思います。監督から1対1でファウルをもらって行けと指示があったので、それがちゃんとできました」。久保監督も、「丁寧なプレーをしてくれた。むやみに打たないでフェイントを掛けてファウルをもらったり、こちらが求めていたプレーを一番してくれた」と褒めていた。

 

ゴール下で活躍した松尾選手は約3年ぶりのチーム復帰だった。「楽しくやろうと思ってやってきました。リバウンドを取りに行くのはこだわってやっていました」。もっと強気で勝負する気持ちの面では課題が残ったが、センターとして頼りになる存在だった。途中、酸欠になるまでコートを走り回った小松選手は「全力で行きすぎて倒れてしまったけど、リバウンドも本気で絡んでいけたので良かったと思う」と、笑顔だった。

 

1Q中盤、松尾選手がドライブ

 

全国はこれまで3度、3位の成績を残している。小松選手は「メダルを目標にしたい。全国に行けば簡単ではないと思いますけど、これから自分の課題をクリアしながら頑張っていきたいです」

 

長野にとってのライバル、愛知県は毎年のブロック予選に男女交互に出場している。女子は去年、愛知に負けて全国に行けなかった。全国へ向けて久保監督は「やってきたことの完成度を高めていく。来年愛知に勝って全国に行くための通過点です」。ブロック予選に出てくるはずの愛知を倒し、真の北信越・東海代表として全国に行くことが来年の目標となる。

 

大敗でも手応え残った――男子・長野県選抜

 

 

2年連続の全国を目指した男子は愛知に49-99で屈した。平均身長が175センチに満たない長野県選抜に比べ、相手は頭ひとつ以上大きかった。1Qからゴール下のシュートを立て続けに決められ、1Qで9-27。2Qはセンター宮下良成選手(飯田ファイヤーズ)のゴール下シュートや、ポイントガード栗澤護主将(飯田ファイヤーズ)の左右からの3ポイントで19点を奪ったが、それ以上にリバウンドをことごとく取られ、点差はさらに広がった。3Qの立ち上がりはシューティングガード白鳥健司選手(飯田ファイヤーズ)のシュートが立て続けに決まるなど反撃したが、相手にパスカットを狙われ、速攻へとつなげられてしまった。4Qも相手センター陣にゴールを量産され、49-99で敗れた。

 

50点の大差。藤森正廣監督は「仕事をしながらベストコンディションで臨めるかということで、膝を痛めている者もいたり、寝不足気味だった者もいて残念だった」。しかし、前向きな言葉も多く出た。「出だしから狙い通りのプレスが効いていたので、意図することはできたと思う。(ディフェンスは)前線から仕掛けて行って、コートの前の方で取って攻めるという部分では評価はできる」。栗澤主将も「監督から指示されていた攻め方ができていた。ディフェンスも止めるところで止められていた。(オフェンスは)高い相手にはリズムを変えたり、中に行ったら次は外という風に分けてやった。中はあまりシュートが入らなかったけど、外が入って良かったです」。今大会に合わせ、茅野で2日間合宿を行った。成果と言える部分も多かった。

 

速攻を仕掛ける栗澤主将

 

長野県選抜としては今後も月1回のペースで集合し、来年のブロック大会に備えていく。栗澤主将は「愛知にはあんな点差ではなく、1点ずつでも縮められるようにしたい」。限られた時間の中でもさらにチームとしての完成度を高めていく。

 

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