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2016年5月22日(最終更新日2016年05月22日):

空手道

松涛会の空手道。競技で成長、人として成長。5年生小保内壮太選手(会染)、4年生西山静流選手(北安松川)昨秋北信越準優勝の実力――5月22日、長野県小学生空手道選手権

第14回長野県小学生空手道選手権大会は5月22日、駒ケ根市武道館で行われ、8月の全日本少年少女大会(8月、東京武道館)の県代表がここで決まる。松涛会は小保内壮太選手(池田町会染小5年)と西山静流選手(北安松川小4年)が学年別の組手で昨年の北信越小中学生空手道選手権で準優勝。小保内選手は水泳など合わせて6競技に取り組む。その中でも空手は県の学年トップクラスで活躍して、おととしは全少に出場している。

 

 

安田師範「社会に出て通用する人間に育ってくれれば。それが一番」

 

松涛館流の松涛会は安曇野市、池田町、松川村で道場を開く県内でも大きな道場だ。安田良親師範は「県小は剛柔流も和道会も糸東流も全流派が一堂に集まる。どこの道場もレベルが上がっていて、これでいいかなと思って出て行っても負けてしまう。すごくレベルが上がっていますね」と話す。そうした中でも昨年松涛会は秋の北信越小中学生空手道選手権で小保内壮太選手と西山静流選手が組手で準優勝。「強くなるには練習しかないですよね。野球でもバスケットボールでもサッカーでもそう。練習の積み重ねですね。どの選手にも言っていますが努力を惜しんで結果だけ求めるのはありえません」。選手としてのありかたも日常からの教えだ。「けんかだとかいじめはいっさいダメですし、人間としてなかなか難しいことなんですが、声が出ない、あいさつができないという子がこういう道場に来てできるようになるのはひとつの成果。あいさつもそうですが、親に反抗したりふくれたり、食べ物や服の好ききらい。それがこういうところに来てすごく明るくなってくる。そういう話も聞きますね」。全国大会に進出することは大切でそのために努力しているが、空手道の選手としてはずかしくない子どもになる。このことがまず第一になる。

 

松涛会で入門のころは目立たなかった小保内選手がぐんと力をつけてきた。保育園年長のころ、白の帯をつけて道場に立った。「入ったばかりのころはみんながいろいろな帯をつけて、何をやっているのか気になった」という。自分が空手の選手だと思えるようになったのが強化選手になった3年生のころだという。その年に組手で県2位になり、全少に出場することができた。母・那孔さんは「その年に初めて強化選手を受けたら受かりまして、強い子と練習する機会が増えました。自分でもこれだけやれるんだという自信がついて大会でも結果が出るようになりました」と話す。

 

これまで全国に出場できたのは空手だが、いろいろなスポーツに取り組んでいる。火・金・土曜日は水泳、月曜日はトランポリン、水曜日はテニス、日曜日は少年野球をやっている。このほか陸上競技にも1000メートルで出ていて4月の市町村対抗小学生駅伝では池田町のアンカーを走った。空手は木曜日と土曜日の夜の練習。「(どの競技も)一本でやっている子よりは練習量が少なくなっていると思います。親として今は結果は求めません。いろいろなスポーツをバランス良くやって身体能力を伸ばすこと。将来一本に絞ってくれればと思います」と那孔さん。他のスポーツで空手が役に立つことがある。少年野球で三塁とセンターを守る小保内選手は「スピードです。野球の守備のステップと空手のステップが似ています。捕球のときの間合いが空手のステップと共通するし、空手で勝ち進むと結構体力を使います。水泳で持久力がついているのかなと思います」。三塁守備は前足を地面につけて、後ろ足はつま先で立つ。投手が投げたときに1歩踏み込んで、相手が打つタイミングのときに打球の方向に反応するという。野球の指導者には「いろんなスポーツが生きているね」とほめられることがあるという。

 

小保内壮太選手

 

おととし、初めて出場した全国大会は3回戦に進出した。「結構緊張したんですけど、1回戦は自分の技を出し切って勝てました。2試合目からは1試合目よりは緊張がほぐれてできました」。刻み突きと中段突きが一番決まったという。今回、県大会前には松涛館北信越選手権があって学年で2位。県大会に向けては決勝まで行くと体力がなくなってくるため、1、2回戦目で力を入れすぎずにリラックスしてポイントを取ることを心がけてきた。

 

いろいろな競技で毎日のようにある練習は両親、祖父母が送り迎えなどで支える。まだ大会に出ていない競技もあり、それに出られるようになることが目標。水泳は50メートル自由形で34秒82の自己ベストがあり、ジュニアオリンピック出場を目指して頑張っている。テニスは試合に出られるクラスに上がることが目標だ。トランポリンは冬に北信越にチャレンジすることを目指している。「野球は中信大会があるんですけど、大会が上になるにつれてすごいピッチャーが出てくるので、そのときにいろんな球が来ても打てるようにしたいです」。空手は全少で5位入賞を目指している。

 

安田師範は「他のスポーツもそうですが、社会に出て通用する人間に育ってくれれば。それが一番だね」と話す。松涛会は西山選手も秋の北信越で初めて2位になり、「蹴りとかいろいろな技がたくさんできました」と自信をつけた。おととし組手が県3位。全少に出場することもできた。県小で1位をとりたい気持ちで頑張っている。「形で出るので蹴りとか力強さを頑張っています」と話している。

 

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