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2015年3月27日(最終更新日2015年03月27日):

レスリング

小諸、1回戦軽量級全敗も後半1年生善戦――全国高校選抜レスリング3月27日学校対抗戦

第58回全国高校選抜レスリングは3月27日、新潟市総合体育館で初日の学校対抗戦が行われた。北信越3位の小諸は長野県から唯一出場。1回戦で香川中央(香川)と対戦したが、最初の4階級をすべて取られて勝負は決した。0-4となってから74㎏級小林洸介選手(1年)、84㎏級伊藤智希選手(1年)のテクニカルフォール勝ちで意地を見せ、最後は3-4まで盛り返した。 (リザルト)

 

「自分から攻めることができた」――柔道出身小林選手、伊藤選手

 

 

小諸は最軽量50㎏級の瀬田光選手(1年)が体調不良で不戦敗。最初から星1つ落とす苦しい立ち上がりとなった。次の55㎏級は原貴雅選手(2年)。野球部からの助っ人として2年連続全国選抜のマットに立ったが、第2ピリオドでテクニカルフォール負け。続く60㎏級土屋利記選手(2年)、66㎏級の田中光選手(2年)も落とし、これで0-4。3階級を残して敗戦が決まった。

 

それでも小諸は投げ出さない。このあとの階級で控えていた1年生が善戦した。74㎏級の小林洸介選手(1年)は「自分が勝って、雰囲気を上げられるように」と、ムードに変える気持ちで臨んだ。開始30秒、タックルで場外へ押し出して1点を先取。この試合小諸初のポイントを奪った。その後も積極的に攻めてポイントを重ね、1分30秒で7‐2。ガッツレンチで回してテクニカルフォール勝ちした。

 

片足タックルで場外に押し出す小林選手(青)

 

小林選手の勢いに84㎏級の伊藤智希選手(1年)も続く。開始約1分、がぶってバックに回り、グラウンドで返した。スタンディングになったところで投げ4点を先取。そこから約30秒、「チャンスがあったら行くぞ!」の森角裕介監督の声にタックルで攻め、これでさらに4点を追加した。最後はニアフォールの状態になって、12‐1でテクニカルフォール勝ちした。ラスト120㎏級の白鳥慶樹選手(2年)は不戦勝で勝利。敗戦が決まっても意気消沈することなく、現有戦力の全力を出し切った。

 

序盤、伊藤選手(青)はガッツレンチ

 

森角監督は「最初の55~66㎏級のところがひとつ勝負だと思っていたが、3つ取られて(結果的に)3-4になった」。昨年卓球部から助っ人として出場した66㎏級の田中選手は昨夏レスリング部に加入した。小学生でレスリング経験があり、そこでなんとか勝っておきたかった。「(相手の66㎏級と)お互い2年生。四国(個人)チャンピオンで力があると思ったが、前半に点数を取られ過ぎてしまった」(同)。ガッツレンチで回され、1分17秒でテクニカルフォール負けした。

 

それでも昨年以上では戦えた。昨年は7階級中、野球部や卓球部の力を借りて5階級を埋めるのがやっとだったが、今年は50㎏級以外の6人で臨むことができた。しかもほとんどがレスリング部のメンバー。森角監督は「チーム全体としては大きなけがもなくやって来ることができた。高校から始めたメンバーばかりだが、その中で昨年の夏に比べて力をつけてきているのでまずまず」と話した。1年生の小林選手と伊藤選手は柔道出身。この1年で力をつけてきた。「自分から攻めて、タックルで点数を取るリズムができた。1年生だったら緊張して思い切って技を出すことができないが、やってきたことを信じて積極的にできたことが勝てたことの要因。74kg、84kgの1年生が勝ったのは今後につながる」(同)

 

小林選手は兄の影響でレスリングを始めた。「自分から攻めることができた。腕を取ってから片足をすぐに取れました。練習の成果が出せたのでよかったです」。今後につながるものも見えた。「自分の注意すべきところも見つけられたので良かった。重心を掛ける位置、クラッチの形がしっかり分かりました」。伊藤選手は上田第五中3年で柔道の上小大会で優勝。高校に入学して最初は漫画研究部に入ったが、「お前は絶対にスポーツをやった方がいい」と森角監督に格技の世界へ引き戻された。「他の1年生より遅れて入部してついて行くのが大変だったけど、だんだんついて行けるようになった。自分で考えたり、技の研究をして頑張りました」。初めての全国大会。「周りの雰囲気や気迫が(ブロック大会などと)全然違って圧倒された」。緊張はあったが試合では吹っ切れた。「ごたごたしたところもあったんですけど、自分から攻めて行って相手に隙があれば技に入ったりした。今まで気持ちが入っていなかったけど、気合を入れて試合に臨めたので良かったです。試合できつくなってもきついって思うのではなくて、相手に立ち向かって行って最後まであきらめないでできたのでよかった」

 

28日の個人戦は66㎏級で小林、田中の2選手、96㎏級で白鳥選手が出場する。部長の白鳥選手は昨年96㎏級で3回戦に進出したが、昨年12月に腰を手術し、しばらく練習から離れていた。「(きょうは)1年生が結構頑張ってくれた。試合には勝てなかったけど、(74kg、84kgの)2つ勝ったので明日の個人戦へ向けて勢いがついた。勝てるか分からないんですけど、ここで夏につなげられるようにやっていきたいと思います」。66㎏級を落としてしまった田中選手は個人戦に懸ける。レスリング部の自覚がある。「去年は助っ人という形で気が楽だったけれど、今年は部員として出たので責任を感じるようになってきた。まずは1勝できるように頑張りたい」。初日は勝機を捉えられずに終わってしまったが、敗れた後も試合を観戦してイメージづくりに努めていた。団体戦で果たせなかった思いは個人戦でぶつける。

 

 

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