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2014年3月27日(最終更新日2014年03月27日):

レスリング

上田西、小諸、現有戦力フル回転も学校対抗戦1回戦敗退――全国高校選抜レスリング3月27日

全国高校選抜レスリングは3月27日、新潟市総合体育館で初日の学校対抗戦が行われた。1回戦、北信越大会準優勝の上田西は多度津(香川)と対戦し、3-4で敗れた。北信越大会の代表決定戦から全国にはい上がった小諸は磯子工(神奈川)に3-4で屈した。部員不足で臨んだ長野県の両校は、ともに初戦で敗退した。 (リザルト)

 

レスリング部員Tフォール以上で全勝も、人数のカベ高く――上田西

 

 

昨年ベスト16の上田西が初戦を乗り越えられなかった。レスリング部員3人、柔道部から助っ人選手を借りて臨むチーム史上初の危機を乗り越え、北信越大会を2位で突破したが、全国はやはり厳しかった。相手のオーダーが7階級すべてそろっているのに対し、上田西は2階級が不戦敗。井出真一監督は「チーム事情で穴がある。まずこの時点で相手に2勝を与えているわけだから、苦しかった。(助っ人の)やつらには重かったし、レスリング選手には勝てない」。この状況ありきの結果。3-4の敗戦もやむを得なかった。

 

レスリング部員全勝が最低条件の中、3人全員がTフォール以上の内容。その部分ではきっちりと結果を出した。今冬は肉体強化に努め、週の半分はボディービルダーのいるジムでウエートトレーニングに励んだ。井出監督は「冬の仕上がりを証明できた。失点しないし、しっかり仕留められていた。勝った3つは圧倒的な勝利だったから、上田西をアピールできたと思う」。各選手とも力強さが増し、軽・中量級では主導権を握ることができた。

 

55㎏級の井出光星主将(2年)は得意のタックルで先制ポイントを奪った。「落ち着いて1つ1つ攻撃できたので、良かった。隙なく、相手に何もされることなく自分のペースでできました。負けて悔しいですけれど、個人戦につながる試合ができました」。52秒でTフォール勝ちした。60㎏級小島裕紀選手(1年)は開始早々ガッツレンチで一気のTフォール。23秒で圧勝した。「個人につなぐ形としてはまあまあできた。もうちょっとレスリングの展開ができればと思いましたが、悪くはない形だったので良かったです」。井出監督も「ワンチャンス、勝負どころを知っている子。省エネで片づけられたので、理想でした」。28日の個人戦につながる内容だった。

 

小島選手(赤)はガッツレンチから一気にTフォールへ

 

個人戦、井出選手は優勝を狙う。「チャンスはあると思うので、1試合目から隙なく団体戦みたいな試合ができれば良いと思う。今後につながる結果を持って帰りたいと思います」。シードの2回戦から登場する小島選手は、初戦突破し、3回戦で昨夏インターハイ準優勝の嶋江翔也選手(佐賀・鳥栖工2年)との対戦を予想している。「勝てるようにできるだけやりたい。ひと泡吹かせられればと思います」。66㎏級の宮原将選手(2年)この日フォール勝ちしたが、満足する試合内容ではなかった。「相手に技をやらせてからタイミングを見ているだけで、自分から攻めていけなかった。個人戦は全国ベスト8以内には絶対入りたいです」。井出監督もメダルを期待する個人戦。県予選から3大会、助っ人としてともに戦った柔道部の高橋心平選手(2年)もエールを送る。「チームには貢献できなかったですが、みんなには個人戦で頑張ってほしいです」。学校対抗戦で2度、全国選抜銅メダルの実績を持つ強豪校。この不戦2敗は不本意すぎるが、個人戦こそは上田西の実力を戦りつ的にアピールする。

 

北信越敗者復活の小諸、内容互角の3-4

 

 

小諸は3-4で磯子工(神奈川)に敗れた。部員不足の厳しい事情は上田西と同じで、この日も5階級を埋めるのがやっと。北信越は野球部と卓球部の2選手を加えて敗者復活の代表決定戦で勝ち上がってきたが、全国のカベは崩せなかった。60㎏級の山﨑幹太郎主将(2年)は「部員3人しかいない中、北信越を勝って選抜に出られたことはすごいと思う。それでも全国に出るからには1回でも勝ちたかった」。試合は15-10の壮絶な判定勝ちだった。「最初タックルに入られて、4点取られて焦った部分があった。取られて取っての繰り返しで、最終的には体力勝ちという感じでした。全国大会という舞台でプレッシャーもあって、納得のいく試合はできませんでした」。練習してきたことを出せた部分もあったが、戦いのあと、勝ったのは悔しさの方だった。

 

第2ピリオド、ネルソンで攻勢を掛ける山﨑選手(赤)

 

120㎏級の白鳥慶樹選手(1年)は1ピリオド、2分02秒でフォール勝ち。「いつもよりは良いスタートを切れたと思います。でもまだ脚が動いていなかったので、個人戦で脚が動くようにこのあとも練習したいと思います」

 

野球部キャッチャー不屈の闘魂、最軽量50kg級原貴雅選手(1年)は値千金の不戦勝で先制。卓球部の田中光選手(1年)との両助っ人がいたからこそ、小諸は絶望的な状況の下でも全国までたどり着けた。山﨑主将は「(2人は)週1、2回とか少ない時間の中の練習で、しっかり試合ができていた。その点では良かったと思います」。白鳥選手も「それなりに戦える力があって、ここまで来ることができた」

 

秋からここまでついてきてくれた助っ人の献身には応えたい。28日の個人戦は、一層気合いが入る。白鳥選手は「高校に入学するときから全国優勝すると決めている。自分からどんどん前に出て、6分間戦うつもりで頑張りたいです」。ベスト4を目指す山﨑主将はこの日の反省を生かす。「団体戦で(全国選抜の)雰囲気がどんなものか分かった。反省点を明日までに直して、やってきたことが出せるような納得できる試合をしたいです」。個人戦こそは必ず。学校対抗の敗戦で気持ちはさらに強くなった。

 

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