カテゴリー

記事検索

カテゴリーを選択
キーワード
日付
  • オリンパスOM-D

  • 婦人画報のおとりよせ(上横バナー)

    婦人画報のおかいもの

2014年3月29日(最終更新日2014年03月29日):

レスリング

長野県5選手、個人対抗3回戦敗退――全国高校選抜レスリング3月29日

全国高校選抜レスリングは3月29日、新潟市総合体育館で最終日の個人対抗戦が行われた。28日の2回戦で長野県は5選手が3回戦に勝ち上がったが、この日最初の試合は誰も突破できず、全選手がベスト16敗退となった。60㎏級小島裕紀選手(上田西1年)は嶋江翔也選手(佐賀・鳥栖工2年)に1ピリオド2分42秒Tフォールで屈し、96㎏級白鳥慶樹選手(小諸1年)は西山慎吾選手(静岡・伊豆総合2年)に判定2-6で敗れた。 (リザルト)

 

柔道から転向1年。96㎏級白鳥慶樹選手(小諸1年)、「前に出てしっかり差せた」――森角監督

 

 

96㎏級3回戦、1年生の白鳥選手は西山慎吾選手(静岡・伊豆総合2年)に力及ばず2-6で敗れた。全国の大舞台で自分の持ち味は発揮できたが、相手の技術を上回るまでには至らなかった。森角裕介監督は「(相手の)スピードとタックルのテクニック。向うは2年生で上手さにやられてしまった」。白鳥選手は「前半の途中からタックルの切りが、下からでなく抱え込んでしまった。体力がないと感じた」。積極的に攻めてくる相手に、息が上がってしまった。

 

先取点を奪ったのは白鳥選手だった。試合開始の笛とともに、飛びついていった。「相手との距離があるとタックルされる。距離を空けないでくっつくようにと言われたので、とりあえず差していった」。1分20秒過ぎ、森角監督の“回れ!”の声に反応。片足タックルに来た相手をかわし、がぶって落とした。バックに回り、2ポイントを奪った。

 

1ピリオド序盤、がぶって先制ポイントを奪う白鳥選手(青)

 

この勢いを持続させたかったが、2分27秒、両足タックルで攻められ4失点。2ピリオド目も最初の1分に片足タックルを受け、バックをとられて2点を失った。これで2-6。ラスト1分は白鳥選手も反撃し、終了間際に片足タックルを狙ったが決まらなかった。「(ラスト1分は)相手も投げ技で来ると分かっていて差せなかった。がぶったりもできませんでした。しょせんベスト16で、まだ全国では通用しない」

 

悔しさは大きいが、何もできなかったわけではない。1月、専修大の大学生とスパーリングを行った際には前に出ることの大切さを学んだ。試合前に、これまでやってきたことを出し切れと指示した森角監督は「力は出し切って、良さは出した。前に出て行って、しっかり差すことができた」。白鳥選手が自分で言うほど悪い内容ではなかった。

 

この敗戦を無駄にはしない。2カ月後にはインターハイへの予選がある。「タックルをしてくるタイプの相手にも対応できるようにしていきたい。夏はベスト4には入りたいです」。森角監督は、「得点につながる技ができるようになれば、インターハイに向けてレベルアップすると思う」。小諸東中では柔道選手で、レスリングを始めてまだ1年も経っていない。まずはレスリングを理解する1年間ともいえた。2年目は練習したことを一つ一つ試合で発揮し、成果として出していく年。「高校に入学するときから決めている」という全国制覇へ一段ずつ駆け上がって行く。

 

インターハイ準優勝選手にTフォール完敗――60㎏級小島裕紀選手(上田西1年)

 

 

小島選手は昨夏インターハイ準優勝の嶋江翔也選手(佐賀・鳥栖工2年)に、1ピリオド2分42秒のTフォールで屈した。しっかりと組み、得意の飛行機投げに持って行く狙いだったが、その意図はあっけなくくじかれた。開始直後、すかしで正面から入ってこられた。「それしかしてこないことは分かっていたけれど、タイミングがすごかった。前に出ようとするタイミングで一緒に入ってくるので、腰を引くことができない。そこを取られてしまった」。そのまま4の字固めで抑え込まれて4失点。アンクルホールドで2度回され、0-8。さらにバックをとられて2点を持って行かれた。井出真一監督は試合前、「ゼロじゃだめだ、1ポイントでも取ってこい」と話していた。しかし小島選手の得点を告げる、レフェリーの赤いリストバンドをつけた左手は1度も上がらなかった。最初の失点から坂を転げ落ちるように試合は終わってしまった。

 

4の字固めで組み敷かれる小島選手(下)

 

想像以上だった。「強かった。自分が組みに行こうとするときに潜り込まれて、(攻撃を)切れるスピードではなかった。4の字で逃げられたのは良かったけれど、アンクルで強引に持って行かれた。何もできないで終わったので悔しいです」。小島選手は茨城県の出身で、家族が新潟まで応援に駆け付けた。試合前には父・喜久男さんから相手の強さを承知で「勝つしかないでしょ」と活を入れられていたが、言葉のような結果で期待に応えてみせるには、まだ力不足だった。

 

全国トップクラスの力は分かった。ここからはい上がって行くしかない。井出監督は「ああいう選手とやっておくことが、自分の力を引き上げる材料になっていくと思う」。小島選手は抑えどころの強さに一番の差を感じた。「この階級のトップクラスの選手とやれたことは今回の収穫。初戦も余裕ではなかったし、良かった点も悪かった点も出たので直していきたい」。全国選抜で見つかったいくつもの課題。すべてをクリアするのは容易ではないが、インターハイまでに一つ一つ取り組んでいく。

 

  • エプソンダイレクト

    エプソンダイレクト株式会社