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2014年9月2日(最終更新日2014年09月02日):

水泳
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倉澤実里選手(長野商)3泳法3距離アタック。自由形ベスト更新へ手がかりつかむ――9月6日から長野県高校新人水泳

平成26年度長野県高校新人水泳は9月6日から2日間、上田市自然運動公園プールで行われる。自由形短距離の倉澤実里選手(長野商1年、長野DS中央)は泳法も距離も異なる50メートル自由形、100メートル背泳ぎ、200メートルバタフライの3種目で臨む。これには狙いがある。長野東部中2年の年、自由形短距離2種目で全国中学に出場したが、高校1年目の今年、6月の県総体は自由形の50、100メートルともに4位だった。自己ベストは50メートルが27秒21で、100メートルが58秒94。2年以上ベスト更新から遠ざかっているため、今回はメーン以外の種目にも挑戦し自由形につながる手がかりをつかむ。

 

 

来年3年ぶりの全国へ、別アプローチ

 

6月下旬の県総体で倉澤選手は自由形2種目で出場した。50メートルは28秒65で、100メートルは1分01秒67。ともに4位で表彰台をあと一歩で逃したが、「ベストタイムではなかったんですけど、(高校で)もう1回本格的に始めて、シーズンベストが出せたので悪くない結果でした」。良い感覚で迎えた3週間後の北信越は50メートル自由形で決勝に進出。県総体を上回る28秒01をマークした。

 

長野東部中2年の年、自由形短距離2種目で全国中学に出場している。長野DS中央の高野伸コーチは「気持ちを盛り上げればベストが出る状況。自然に120%(の力が)出る」と、その年を振り返る。まさに絶好調のシーズンで、全中後は3度目のジュニアオリンピックを経験した。しかし、中学最後のシーズンは全国に行けず、高1の8月まで中2で出した自己ベストが切れていない。倉澤選手は「タイムが出なくなったのは体重の変化や、気持ち的な面で気を抜いて、そこからずるずる引きずっている」と話す。

 

県総体の結果から見れば、新人戦で自由形優勝を狙える位置にいる。しかし倉澤選手の狙いはもっと先にある。2年以上遠ざかっているベストのため、そして今現在は「ざっくりと」(倉澤選手)している「(来年)インターハイに行けたら」という目標が春先にはクリアになるように、今回を長いトンネル脱出の手がかりをつかむ大会にする。50メートル自由形に加え、100メートル背泳ぎ、200メートルバタフライの3種目で挑戦する。「自由形だけで頑張ってもベストが出ていないので、(地区総体)東北信あたりからもっと他のやり方で伸ばして行かないといけないと思った。別の種目もやってみようと思いました」。夏の大会は全国につながるレースでひとつも落とすことができなかった。その点、新人戦は冒険することができる。「新人戦でドカーンとではなく、新人だからこそ来年につながるチャレンジをしたい」と高野コーチは理解を示す。倉澤選手自身が考えたアプローチ。やって損はない。そんな気持ちのバタフライ、背泳ぎ、中距離の3要素だ。

 

 

自由形に取り組む倉澤選手

 

 

3人きょうだいの真ん中で全員が水泳選手。倉澤選手は4歳のときにスイミングを始めた。先に水泳をやっていた2年上の兄で、今夏1500メートル自由形でインターハイに初出場した将平選手(長野商3年)の影響が大きかった。「楽しいというのを聞いてやってみたかったので、親に言って始めました。お兄ちゃんは常に目標で、いつかは越えたいなという感じです」。チャレンジ精神があり、練習熱心なところは共通。高野コーチは「人一倍水泳が好きなんでしょうね。結果が出ていないときも、(水泳を)やめたいわけではない。人より練習して、人より頑張って勝ちたい。短距離には珍しい選手です」。通常50、100メートル自由形の選手は1時間~1時間半の練習だというが、倉澤選手は2時間のトレーニングを行っている。

 

50メートル自由形について倉澤選手は「タイムを出せれば順位もついて来る。気にし過ぎても良くないし、気楽に行こうかなと思う」。ほか2種目は距離やフォームで本職種目に違った見え方をもたらせれば収穫だ。新人戦をひとつのきっかけに、冬から春にかけてのトレーニングでインターハイのロードマップを明確にする。

 

 

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