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2015年7月2日(最終更新日2015年07月02日):

バレーボール
小学生

伊那谷V-Kids初優勝。夏悲願ついに。女子は小布施スポーツ少年団が決勝逆転勝ち4連覇――全日本小学生バレーボール長野県大会6月28日

ファミリーマートカップ第35回全日本バレーボール小学生大会長野県大会は6月28日、小布施中学校体育館などで行われた。男子は創立4年目の伊那谷V-Kidsが広徳ジュニアをストレートで破り、初優勝を果たした。女子は昨年全国優勝の小布施スポーツ少年団がチーム・長地クラブにフルセットで逆転勝ちし、県4連覇を達成した。伊那谷V-Kidsと小布施スポーツ少年団は8月11日から東京体育館などで行われる全国大会に出場する。 (リザルト)

 

強打もフェイントも同じ1点――伊那谷V-Kids

 

 

試合終了とともに、伊那谷V-Kidsのメンバーはハイタッチをかわして喜び合った。身長があまり高くなく、きれいに決まったアタックは多くなかったが、しっかりつないで得点を重ねた。渋谷裕也コーチは「強打で決める1点も、フェイントで決める1点も同じ1点だよと言ってきた。子どもたちはどうしても打って決めたがるが、教えたことに対して一生懸命やろうとして、それが結果につながったと思います」と話した。創立4年目の初優勝に、「いろいろな方に練習試合など、お世話になった。結果を出したことで恩返しができたかな、と思います」。大会前日には愛知県のチームが練習試合に来て、その取り組みのあとに大会会場の小布施に入ったという。

 

第1セットは接戦になった。「苦しかったです。何回も練習試合や遠征に行って、その経験で乗り切れたと思います。サーブカットが一番良かったと思います」とアタッカーの宮沢愛翔主将(阿智第一6年)。レシーバーの桐生力輝選手(下條5年)が中央で指示を出して、レシーブをまとめていたという。エースの中島戒斗選手(下條6年)は「勝つことしか考えていなくて、絶対勝つという気持ちでやってきました。習ったことをしっかりやり切れたので良かったです」。ストレートやクロスに打ち分け、フェイントも使っていった。強打で決めてもフェイントで決めても同じ1点。指導者が教えたことを、コートでエースがその通りにやった。

 

第1セット、伊那谷V-Kidsはジュースから21点目を取り、中島選手(2)と中平颯真選手(3)がコートを駆ける

 

第2セット、伊那谷V-Kidsは宮沢選手がレフトから決める

 

伊那谷V-Kidsは初戦、2セットとも相手スコアを1ケタに抑える立ち上がりだった。「何回か優勝候補と言われて、こけてしまったことがあった」と渋谷コーチ。大事な初戦でつまずくこともあった。この日は順調な滑り出しで、準決勝もしっかり勝ち上がり、決勝へ進むことができた。「みんなが攻撃的に攻めていたので、優勝という成績が残せたと思います」と宮沢主将。全国もこれまでやってきたことの上に積み重ねていく。「教わったことをしっかり、すべて出し切って、1回でも勝てるように頑張りたいです」。中島選手も「教えてもらったことをしっかりやって、勝ちに行きたいです」。少ないメンバーで県大会を勝ち抜く。これまでにもそういうチームがあったが、伊那谷V-Kidsもメンバーが8人。気持ちをひとつに目標に向かっていく。

 

負けそうな気持ち切り替える――女子・小布施スポーツ少年団

 

 

昨年2回目の全国優勝を果たした小布施はチーム・長地クラブとの決勝で第1セットを14-21で落とす苦しい立ち上がりとなった。ポイントを重ねて盛り上がる長地側コートに対して、小布施は「サーブミスとサーブカットミスが多くて、すごくみんなあせり始めて心がばらばらになってしまいました。みんなの気持ちが負けてきてしまいました」とセッター紅谷知里主将(中野6年)。松嶋博監督はここまで流れが悪くなって、1セット目はしかたなしとした。第2セット、「ここからやればいい」と、切り替えをはかって行った。

 

第1セットから第2セットの間、小布施にとって大事な時間になった。「サーブカットのミスが多いとか、心落ち着いて気持ちで負けなきゃ勝てると監督に言われ、みんなで声かけをし合ってしました」と紅谷主将。自分でも切り替えて行った。「『落ち着いて』とか『大丈夫だよ』と切り替えて、『落ち着いていけば、次点数取れるよ』と言い合っていました」。キャプテンとしての声かけをコートの中でもしていった。その第2セットの序盤は競り合いになったが、相手のサーブミスをきっかけに、中央から深澤めぐみ選手(栗ガ丘6年)のアタック、紅谷主将のサービスエースなどで一気に差を広げた。ブロックは狙ったところにしっかり跳べるようになってきた。このセットを21-11で取り返した。

 

「2セット目の途中からこっちのペースになってきて、この調子で行けば全国へ行けると思いました」と紅谷主将。第3セットは最初相手の流れになりかけたが、深澤つぐみ選手(栗ガ丘6年)の中央からのアタックなどで追い上げ、7-7で並んでから深澤めぐみ選手のサービスエースがたて続けに決まって10-7とリード。タイムアウトからの相手の反撃も深澤めぐみ選手のレフトからの攻撃や紅谷主将のサービスエースで断ち切り、15-8へリードを広げて勝利した。

 

第3セット、小布施は深澤つぐみ選手のアタックで追い上げる

 

深澤めぐみ選手は「2セット目からサーブが決まりました。1セット目を取られて、やばい、負ける、と思ったんですけど、絶対全国大会に出なければいけないと思ってレシーブとかスパイク、サーブを頑張り、決まり始めました」。第3セットはサーブが連続で決まった。「これ行けるな、と思ったけれど、油断しちゃいけないと思いました」。深澤つぐみ選手は「いつもよりサーブミスが多くて、決勝で1セット目を取られて勝てるかどうか、とても不安になったけれど、2セット目からみんなの勢いが増してきました。力を抜いたら負けると思って、力を抜かないようにしました」

 

第3セット、サービスエースを決めた深澤めぐみ選手はハイタッチ

 

このチームは全国で2連覇をするために頑張っている。がけっぷちに立たされた県大会は、そのための課題を与えてもらった。「スパイク、レシーブ、サーブをもっと練習していきたいです」と深澤めぐみ選手。深澤つぐみ選手は「もう1回サーブレシーブの確認をして、去年に続いて優勝したいです」。このチームの良いところも出ている。紅谷主将は「みんな元気はあって、ミスしても『ハァ』って下向くんじゃなくて、『惜しい惜しい』と笑顔で行くのがいいところだと思います」、昨年の全国ではベンチで6年生のレギュラー陣を励ましたり、タオルを配るなどのサポートをしていたという。今年はコートの中で自分たちがやる。「サーブカットを修正し、トスがけっこうバラバラだし、サーブもあせったときにミスしてしまう。そのへんを修正していきたいです」と紅谷主将。第2セットに向けて見せた修正して行ける力。押されて1セットを先に失う、経験があまりなかったことにも切り替えて行けた。ここで1セットを取られたことを、決して無駄にはしないはずだ。

 

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